彼女の部屋を訪れて『汚部屋』に気がつき、悩んでいる男性が増えています。どうすれば彼女が片付けに取り組めるようになるのでしょうか。本記事ではどこに問題があり、どのように解決できるについての情報をまとめました。
彼女の部屋は汚部屋かも?
明らかに部屋が散らかっていても、彼女は全然散らかっていないと怒るかもしれません。『汚部屋』とは、どのような状態の部屋のことを指すのでしょうか。
清潔感は人により異なる
清潔感は人によって異なるので、部屋が汚くても平気で過ごせてしまう人もいれば、綺麗な空間を保っていないと落ち着かない人もいます。
例えば、シンクにお皿が1日分たまっていても、気にならない人と不潔だと感じる人と、衛生観念に差があります。
また、少し散らかっている程度の部屋に対して口うるさく指摘すると、潔癖症だと思われてしまうかもしれません。部屋が汚れていると感じる度合いは、人によって異なるということを認識しましょう。
衛生面に問題があれば汚部屋と言える
いくら『清潔感は人によって異なる』といえど、衛生面に問題があるような部屋は間違いなく『汚部屋』です。例えば、食べかけの弁当が部屋のあちこちに散乱して異臭を放っていたり、飲みかけの飲料にカビが生えていたり、といった状態です。
ここまでくると、少し散らかっているというレベルを遥かに超えています。あなたの彼女が、この状態でも汚部屋ではないと言い張るようであれば、彼女の健康のためにも認識を改めさせる努力が必要になります。
掃除を促すコツ
汚部屋に住む彼女に、掃除をさせたいと思うのは当然のことです。しかし、深刻な状態にまで部屋を放置してしまう人は、そもそも掃除に苦手意識を持っていることが多いのです。どのようにすれば、うまく彼女に掃除を促すことができるのでしょうか。
片付けられない理由を確認
片付けられない理由は、人によって様々です。
- うつ病などの精神疾患によるもの
- ADHDなどの障害を抱えている
- 単純に面倒臭がりで、行動力に欠けている
- 仕事が忙しすぎて、掃除に当てる時間がない
頭ごなしに掃除できない人格を否定してしまうと、かえって掃除から遠ざかってしまいます。まずは片付けられない理由を明確にして、適切なアプローチをすることが重要です。
彼女も、片付けられるのであれば片付けたいはずです。相手の気持ちを尊重し、歩み寄るような心構えで接してあげましょう。
キレイな部屋で暮らすメリットを伝える
積極的に掃除してもらえるようになるには、綺麗な部屋で暮らすメリットを理解してもらのが大切です。誰しも、やるメリットがわからないことを積極的にやる気は起きません。
彼女自身悩んでいることがあるなら『部屋を綺麗にすると、友達を招いて遊べるよ』『部屋が綺麗になれば、ストレスが溜まりにくくなるって』『整理整頓ができる人は、仕事の効率も上がるから早く帰れるかも』と、実際に言われている効果を伝えると良いでしょう。
一時的に無理やり片付けたとしても、片付けの習慣が身に付かなければすぐに汚部屋に逆戻りしてしまいます。そのため、このように片付けのメリットを伝えることで自主的に部屋を綺麗に保つようになってもらいましょう。
一緒に掃除をすることを提案
少し散らかっている程度なら掃除をする気にもなりますが、あまりにも汚いと掃除を始める前に心が折れてしまいます。特に不要な家具の処分や大量のゴミ出しといった作業は、女性にとって重労働です。
そのため、一緒に掃除することを提案してみましょう。男手があれば掃除は一気に楽になりますし、これを気に部屋を綺麗にしようと思ってくれるでしょう。
なるべく力仕事を引き受け、トイレや風呂場などの比較的簡単な場所を彼女に掃除してもらいましょう。適度に休憩を挟むなどして、モチベーションを維持するような工夫もしてみると良いでしょう。
汚部屋片付けの流れ
汚部屋の片付けは一筋縄ではいきません。なにも考えずに取り掛かってしまうと非常に効率が悪く、なかなか掃除が終わらずにストレスが溜まってしまいます。ここでは、汚部屋を効率よく掃除する上で大切なことを解説します。
不要な物を捨てる
いきなり部屋の清掃に取り掛かるのは非効率です。なぜなら、不要な物が散乱していると『必要なもの』と『不要なもの』の仕分け作業をしながら清掃しなくてはいけなくなるからです。
そのためまずは、不用品をどんどん捨てていきましょう。しかし、片付けられない人の中には捨てること自体に抵抗がある人もいます。そのような人に対しては、一時保留する場所を設けて『1カ月使わなかったら捨てる』というルールを決めましょう。
感覚的には、部屋にある物の8割を捨てるようなイメージで捨てていくと良いでしょう。『いつか使うかもしれない』という理由で捨てることを拒む人もいますが、ほとんどの場合は一生使わずに眠ってしまいます。捨てさせることは可哀想な行為に感じることがあるかもしれませんが、彼女にとってもプラスになることなのです。
室内の清掃
不要分を捨て終わったら、室内の清掃作業に移ります。
清掃作業を始める前に、以下のようなものを用意しておきましょう。
- ゴミ袋
- マスク
- 雑巾
- 段ボール箱
- 各自治体のゴミの分別ガイド
- 軍手
- 重曹やクエン酸などの掃除用具
特にゴミ袋はたくさん用意しておきましょう。汚部屋の場合は、想像以上にゴミが出るものです。もし掃除の途中で足りなくなってしまったら、掃除を中断して買い出しに行く必要が出てきます。
せっかく重い腰をあげて掃除を始めたのに、中断してしまったら一気にモチベーションが下がってしまいます。そうならないように、あらかじめ必要となるものは『ちょっと多すぎるかな』と感じる程度に用意しておきましょう。
汚部屋に戻ることを防ぐことが重要
汚部屋を綺麗にすることができたら、底知れない達成感があるはずです。しかし、これを一時的なものにしては意味がありません。彼女が綺麗な部屋を維持できるように、以下のようなポイントをシェアしましょう。
物を増やさない
まずは物を増やさないことです。同じようなものを持っているのに買い足してしまったり、流行に影響されてすぐに不要となるようなものを買ったりするのは危険です。
部屋に置くのは必要最低限だけに止めるように努めましょう。また、不要になったものはすぐに捨てるように癖づけることも大切です。
片付けやすい収納にする
少し部屋が散らかっても、すぐに片付けられるような、わかりやすい収納を意識しましょう。
例えば、『一緒に使うもの(ボールペン・メモ帳・ファイルなど)はまとめて収納する』『収納ケースにラベリングして、中身が一目でわかるようにする』などです。
また、必要以上に大きい収納は避けましょう。大きい収納はそれだけでスペースを圧迫しますし、必要なもの以外を詰め込んでしまいがちです。
定期的に掃除する
掃除は定期的にやればやるほど、一回にかかる労力が少なくて済みます。逆もまた然りで、汚い状態を放置すると重労働が増え、汚れの堆積により落ちにくくなります。
2度と片付けを溜めて汚部屋の掃除に苦労しないで済むように、こまめな掃除を習慣づけましょう。
まとめ
汚部屋を脱出できないのは、本人の性格のみの問題ではありません。これまでの生活環境や、仕事などに左右されてしまうこともあるでしょう。
しかし、真剣に交際しているのであれば、これからのことも考えて掃除や衛生観念についてすり合わせておくことも大切です。本記事を参考にして、彼女と二人三脚で綺麗な部屋を実現しましょう。