結婚を機に自室の断捨離を考えている人のために、効率的な片付けの手順や不要物の処分方法を紹介しています。また、捨てづらい思い出の品を処分する良い方法や、使う物と捨てる物を仕分けする方法などもまとめました。

結婚前に実家の自室を断捨離しよう

結婚するときは、部屋を整理・断捨離する大きなチャンスです。引っ越しを伴うなら、新居に持っていくものと、いらない物を仕分けできます。自分の部屋を掃除しなければならないため、他の部屋も一気に片付けるきっかけにもなります。

実家の部屋にいらない物を置き去りにせず、すっきりさせて新生活を始めましょう。

結婚は部屋を整理するチャンス

新たに新居を構える場合や、実家に結婚相手を呼ぶ場合など、どんな状況でも結婚は部屋を掃除するチャンスです。

引っ越しをするなら、持っていく物を厳選できるでしょう。実家に結婚相手が来る場合でも、相手の持ち物を入れたり、部屋を変えたりするため、掃除や不要品の処分は必要です。

また、結婚した後は使わなくなるアイテムや、相手も持っていて必要なくなる物など、状況に合わせて処分していきましょう。

慌ただしい時期ではありますが、この機会を逃さず、部屋を綺麗にしてから結婚生活を始めてみてはいかがでしょうか。

ついでに他の部屋も掃除できる

自分の部屋だけではなく、他の部屋も汚れているなら一緒に掃除をしてしまうきっかけになります。普段あまり掃除をする機会がない場合は、家族と一緒に片付けをしていくこともおすすめです。

また、自室以外の部屋を片付けるときは、家族の意見も聞くようにしましょう。

今後実家で暮らしていくのは、自分ではなく家族です。暮らしやすいよう、いらない物を処分することは大切ですが、家族が必要な物まで捨てないように気をつけましょう。

片付けの手順

結婚を機に家を出る場合、片付けの方法は状況によって変わります。家族が部屋を使いたいなら、持っていく物以外不要物は捨てて欲しいと言われるかもしれません。

実家のスペースに余裕がある場合、ある程度そのままにしておくこともできるでしょう。その場合は、収納スペースの確認と、部屋に保管しておくものと捨てる物を分けることがポイントです。

収納に利用できるスペースを確認

まずは、収納に利用できるスペースを確認してみましょう。新居に持っていく物と、実家で保管する物、どちらも収納スペースに収まる分だけを残すことが基本です。

実家で保管する際の収納スペースは、家族とも相談しながら決めていきましょう。自室が今までどおり保存されるとは限りません。

入りきらない物は、思い切って捨てるようにします。結婚までに決められない場合は、一時的に実家で保管してもらったり、貸し倉庫をレンタルする方法もあるでしょう。

保管する物と捨てるものを仕分け

収納スペースがどのくらいあるのか把握した後は、保管する物と捨てる物を仕分けしていきましょう。今まで使用していた物でも、結婚後の生活で必要ない物は捨て、厳選します。

たとえば大量の服がタンスや押入れに入っている場合、古い服があるかもしれません。まだ着れるかもしれませんが、古い服は処分してしまいましょう。

また、結婚相手も持っている物は1つで十分です。文房具や小物類、家具などは、相手と相談して残す物を決めましょう。引っ越し先の新居がどのくらいのスペースかにも寄りますが、新しく家具や家電を新調するなら、ほとんどの物を捨てることになるのではないでしょうか。

不要な物の処分方法

不要な物は、捨てる以外にも売ったり譲ったりできます。その他、大型の物や大量のゴミが出る場合は業者に依頼してみましょう。

大型の物は地域の粗大ゴミに出す方法もありますが、決められた日時に、指定場所まで自分で運ぶ必要があります。家族のサポートがある場合は検討してみましょう。

状態の良い物は売れる

服や家具、家電製品などは、状態が良ければ売ることもできます。リサイクルショップに買取依頼をすると、家まで来てくれるケースもあり便利です。

また、自分でネットオークションやフリーマーケットに出すなど、欲しい人に買ってもらう方法もあります。特にメーカー品やブランド物などは高値で買い取ってもらえるでしょう。

本やDVDなど趣味のアイテムも、状態と商品内容によっては高値がつきます。結婚後は使わないけれど状態が良い物があれば、売ることもおすすめです。

引っ越しや新生活でお金が必要になることも多いため、どうせなら不要品の処分で売って少額でも現金を手に入れましょう。

寄付できる場合もある

ボランティアなどが必要としている物の場合、寄付できるケースがあります。捨てるよりも気分が良く、必要な人に使ってもらえるので有意義です。

自分でボランティア団体を探し、引き取ってもらえるアイテムを調べてみましょう。持ち込みに対応しているところなら、費用もかかりません。

宅配便で送る場合でも、ほとんどの場合送料負担のみです。勝手に送りつけることはNGですが、各団体のルールをチェックしてうまく利用しましょう。

ゴミが多い場合は業者に依頼

ゴミが多く、結婚まで時間がない場合は、ゴミ処理業者に依頼するとスムーズに片付きます。有料引取が多いため、ある程度費用が必要です。

料金は業者と処分したいゴミの量、大きさによって変わります。

捨てづらい思い出の品の処分方法は?

アルバムや卒業文集、誰かにプレゼントされた思い出の品は、普通のアイテムに比べて捨てづらいものです。しかし、結婚相手に見せたくないものや、保管スペース上置いておけない物は処分するしかありません。

現物でなくデータで残しておき、他は潔く捨てるなど、一定のルールを決めて処分しましょう。

写真や本はスキャンして保存

思い出の写真や本などは、必要な物だけスキャンしてデータ化してしまうのがおすすめです。場所を取ることもなく、いつでも見られます。

本を全部データ化するのは難しいかもしれませんが、写真集なら気に入ったページだけ、持っていたことを思い出したいなら表紙だけなど工夫してみましょう。

また、かさばるビデオテープなども、デジタル化が可能です。データで残せる物は、時間のあるうちに処理をして保存しましょう。

ずっとしまっていた物は捨てる

押入れの中にしまいこみ、ずっと見ることもなかった思い出の品は、思い切って捨ててしまいましょう。今後も見ることがない物は、結婚後に必要ではありません。

特に、部屋に飾っているわけでもなく、たびたび取り出して眺めているわけでもないなら、必要な物と言えるか疑問です。

思い出の品は捨てづらいものですが、雑な扱いをしている物はいらない物と考え方を改めることも必要です。場所を取る思い出の品は、結婚を機に処分してしまいましょう。

保管期限を決める

どうしても捨てられないと悩む場合は、保管期限を決めると思い切って捨てられます。とりあえず新居に持っていく、実家で保管してもらうなど、一時的に保留したとしても、期限を決めておきましょう。

箱に入れて1年開けない物は捨てるなど、自分なりのルールを決めれば、ルールに従って捨てられます。

保管期限は自由に決めて構いませんが、あまりに長い期間を設定するとそのまま忘れてしまう可能性があるため、半年から3年程度が最適です。

箱に片付けた日付を書いておけば、一体いつから使われていないのか判断できます。

まとめ

結婚前は、実家の自室を大掃除するチャンスです。新居に引っ越しするなら、思い切って不要な物は捨ててしまいましょう。

すべて持っていっても新居がごちゃごちゃしてしまい、相手が持っている物まで重なってしまうことがあります。実家を倉庫のようにするのも、家で暮らす家族にとって良くありません。

実家のスペースが余っているときや、結婚後も実家に来ることが多いなら部屋をそのままにしても構いませんが、それでも片付けだけはしておきましょう。