ハウスクリーニングの料金相場｜業者の選び方とお得に依頼するコツ

ハウスクリーニングは引越しの前後に家全体の清掃を依頼するだけではなく、エアコンやキッチンの換気扇だけなど部分的に利用する人も多くなっています。

業者さんに家に来てもらい専門の器具や薬剤でしっかりと汚れを落としてもらったら、とってもスッキリしますす。

しかし、気になるのはそのお値段ですよね…。

ハウスクリーニングを依頼する前に、ハウスクリーニングの料金相場を知っておくと安心です。

今回は、ハウスクリーニングの料金相場について解説していきます。

ハウスクリーニングの料金相場は？

ハウスクリーニングは部屋の広さや状況によって料金が変わります。

ハウスクリーニングの料金は

• 部屋数が多くなるほど
• 部屋の面先が広くなるほど
• 室内にものが多いときほど

料金は高くなっていきます。

一軒家丸ごとハウスクリーニングの料金相場

まずは、家を全部クリーニングしてもらうときのハウスクリーニングの料金相場を表でご紹介します。

空き家のハウスクリーニングの料金相場

居住中のハウスクリーニングの料金相場

一般的に、一戸建てのほうが玄関スペースが広かったり、2階建てであったりするので、アパートやマンションよりも値段は高めになります。

しかしこれはあくまで目安であり、50㎡のリビングのマンションや、室内に階段がある場合などはその限りではありません。

まだ居住中で室内に物がある場合、その物を片付けつつ清掃しなくてはならないので、料金は高めになります。

ゴミ屋敷のハウスクリーニングの料金相場

家中にゴミが溜まったゴミ屋敷は、部屋の清掃だけではなく、ゴミの撤去もしなくてはなりません。

そうなりますとゴミを運ぶトラックや人手も必要になるので、料金は高めになります。

ゴミ屋敷のハウスクリーニングの場合、ゴミの量がどれくらいになるのかによって料金は大きく変わります。

普通の大きさの2階建てでも、ゴミが床から天井階段スペースまですべて詰まっているような場合は、ゴミの撤去とハウスクリーニングで100万円を超える場合もあります。

家の部分別ハウスクリーニングの料金相場

家の全てをハウスクリーニングするのではなく、部分的にハウスクリーニングを依頼することもオススメです。

年末の大掃除を自分たちですべて行うのはとても大変ですよね。

こういうときにハウスクリーニングを依頼して、貯まった油汚れや落ちにくい黄ばみなどを落としてもらうと本当にスッキリします。

水回り

水回りの清掃は、手間もかかるしすぐに汚れるので、掃除が大変な部分ですよね。

一度業者さんにお願いして清掃してみたい、と考えている方も多い部分です。

まずは、水回りのハウスクリーニングの料金相場をご説明します。

台所（換気扇・シンク・コンロ）

台所まわりのハウスクリーニングの料金相場は以下のようになっています。

キッチンは食事を作る場なので、清潔にしておきたいですよね。

しかし油汚れはとても頑固で、そこに埃が溜まると水拭きだけで綺麗するのはとても難しいです。

ハウスクリーニング業者にお願いをすれば、専用の薬剤や器具でピカピカにしてもらうことができます。

台所全体のハウスクリーニングはちょっと予算が…という場合は、レンジフードだけ、コンロだけお願いしてもいいでしょう。

ユニットバス

ユニットバス清掃の料金相場は、15,000円～30,000円です。

ユニットバス内は、スポンジが入りにくい溝が意外に多くあります。

ハウスクリーニングを依頼すれば、届きにくい溝に生えてしまったカビやぬめりなども一掃できます。

頑固で落ちにくいカビも、素人がゴシゴシ強く削ると傷をつけてしまう可能性があります。

しかし、ハウスクリーニング業者ならば傷をほとんどつけずにピカピカにしてくれます。

洗面所

洗面所のハウスクリーニング料金相場は、6,000円～13,000円です。

洗面所は長時間いることが無い場所なので、ついつい清掃を忘れる人が多い箇所でもあります。

しかし、よく見てみると鏡のくもりが落ちにくかったり、メイクなどのよごれがこびりついていたりすることもあります。

そういったときに、ハウスクリーニングにお願いするととてもスッキリします。

壁紙

壁紙クリーニングの料金相場は、1㎡あたり5,000から10,000円です。

強調しますが、これは1㎡あたりの値段です。

壁の広さが50㎡の場合、料金が100円変わると5,000円変わることになります。

少しの差で料金に大きく変わりますので、ご注意ください。

壁紙の清掃は水ぶきで綺麗になることもありますが、長年の汚れが溜まって変色してしまった状態や、タバコの黄ばみはプロに依頼しないと完璧に落とすことができません。

壁紙の張替えをするともっとお金がかかってしまいますので、ハウスクリーニング業者にお願いしてみてもいいでしょう。

カーペット

カーペットの料金相場は1㎡あたり1,000～1,200円です。

カーペットも壁紙と同じく、1㎡あたりで料金が決まることが多いので、単価が少し変わるだけで料金が大きく変わります。

カーペットも自分では掃除機をかけるくらいの掃除になってしまいますよね。

クリーニング業者に頼めば、シミや長年蓄積した汚れをサッパリ落としてもらえます。

ハウスクリーニングを業者に頼むコツ

ハウスクリーニングの業者は数多く存在します。

料金設定も業者によって差があります。

依頼する業者を失敗してしまうと、相場よりも高い料金でハウスクリーニングを頼むハメになってしまうことも…。

そのようなことが起こらないように、ハウスクリーニングを依頼するときに失敗しないためのコツを説明します。

相見積もりをする

相場よりも高い料金でハウスクリーニングを頼まないためには、複数の業者さんに見積もりをお願いする「相見積もり」は必須です。

複数の会社に見積もりをとることにより、相場に比べて高すぎる業者に依頼する危険性は低くなります。

1社だけやたら高い料金だった場合、「そこは相場より高い業者なんだな」とすぐに分かりますよね。

見積もりをとる際に気を付けることは、必ず「見積もり無料」としている業者を選ぶということです。

まともなハウスクリーニング業者であれば見積もりは無料であることが多いのです。

しかし見積もりを依頼しただけなのに、見積もり料を要求してくる業者も存在します。

安くハウスクリーニングをするために見積もりを依頼するのに、逆にお金がかかるという本末転倒にならないようにしましょう。

安すぎてもダメ

複数社に見積もりを依頼し、1社だけ他よりもとても安い！ということもあります。

こういった場合その業者に依頼したくなりますが、それはちょっと待ったほうがいいかもしれません。

あまりにも安い業者の場合、以下のようなことが起こる可能性があります。

• 清掃がずさんで結局キレイにならない
• 社員教育がなっておらず不愉快な思いをする
• 丁寧な清掃ができず部屋に傷をつけてしまう
• 作業当日に追加料金を請求されてしまう

なかには宣伝を行わずに広告費がかからないようにする等の企業努力で、ハウスクリーニング料金を下げている業者もいます。

「料金が安い＝悪徳ハウスクリーニング業者」とは言いませんが、理由もなくあまりにも料金が安い業者には注意してください。

損害補償保険に入っている業者にする

ハウスクリーニング業者を選ぶときには損害補償保険に入っている業者にしておくと安心です。

清掃をしているときに、誤って部屋や家財に傷をつけてしまったり、壊してしまう可能性はゼロではありませんん。

そういった場合に、弁償費用を補填してくれるのが損害補償保険です。

まともなハウスクリーニング業者は損害補償保険に加盟している場合が多いです。

損害補償保険の加盟は、もし何かあったときの準備がしっかりとできているということです。

ホームページ等で損害補償保険の加入を明言していなくても、きちんと加盟している業者もたくさんあります。

見積もりを依頼するときなどに「損害補償保険には加盟していますか？」と質問してみてもいいでしょう。

見積もり前にゴミやものは減らしておく

空き家清掃の場合は関係ないのですが、清掃を依頼する場所のものやゴミは極力減らしておきましょう。

ゴミの撤去にかかる費用や、置いてあるものが汚れないように養生するための費用が発生してしまいます。

大きな粗大ごみなどは、業者に引き取ってもらうよりも、自分で粗大ごみでだしたりゴミ処理場へ持ち込むほうがずっと安く済みます。

見積もりを依頼する前には、ゴミやものを減らしておきましょう。

おすすめのハウスクリーニング業者の料金

おおすすめのハウスクリーニング業者の料金をご紹介します。

ハウスクリーニングを依頼する際の参考にしてみてくださいね。

ダスキン

ダスキンのハウスクリーニングの料金は以下のようになっています。（こちらの情報を元にしています。）

ちなみにすべて税込み価格です。（2018年10月現在）

こちらの料金はキッチン・レンジフード・バス・トイレ・窓・サッシ・網戸・埃落とし・掃除機がけの総合料金です。

この料金は以下のような広さの規定があります。

この広さを超える場合は追加料金が別途かかります。

部分別のハウスクリーニング料金は以下の表です。

ちなみにダスキンのハウスクリーニングの料金は、北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・新潟・山梨・長野・富山・石川・福井・鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知・福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄エリアの場合、少し安くなります。

大阪ガス

大阪ガスのハウスクリーニングは、大阪ガスの都市ガスを供給している地域の方のみ利用できます。

こちらの情報を元に料金をご説明します。

こちらの料金は最低料金です。

広さによって料金が上がることもあります。

大東建託

大東建託は不動産業だけではなく、ハウスクリーニングも行っています。

大東建託の物件にお住まいの方は、10％引きで利用することができます。

値段はすべて税抜きです。

大東建託の物件にお住まいの方は、こちらの料金からさらに値引きになります。

居住者限定割引はないのですが、お得なキッチンと換気扇パック、浴室・トイレ・洗面所パックがあります。

キッチン・換気扇パック、浴室・トイレ・洗面所パック両方とも25,000円（税別）です。

ベアーズ

ベアーズのハウスクリーニング料金をこちらの情報を元にご紹介します。

料金は税抜き価格です。

サカイ引越センター

サカイ引越センターに引越しを依頼するときにオプションサービスとして利用することができます。

値段は有料で、ダスキンのスタッフが清掃を行います。

つまりダスキンと提携しているということです。

料金がいくらになるのか、公式ホームページに記載はされていませんので詳しくはサカイ引越センターにお問い合わせてみてください。

まとめ

ハウスクリーニングは、引越しのときや年末の大掃除のときなどにとても便利です。

料金は、部屋全体をお願いすると、ファミリータイプの家の場合は10万円近くかかります。

そこまでは払えないという方は、台所だけ、浴室だけなどスポットタイプのハウスクリーニングをお願いすることもおすすめです。

広さにもよりますが、1箇所くらいであれば2万円以下で依頼することも可能です。

ハウスクリーニングの料金は、部屋の広さや状況によって変わります。

見積もりを依頼して、実際にかかる費用をきちんと確認してから依頼するようにしましょう。