最近ミニマリストが注目され、物に振り回されない生活を送るために断捨離をしようという人が増えてきています。
断捨離のコツを押さえ、具体的なやり方を学んで、物を捨てることを通じて心地よい生活を手に入れましょう。
目次
断捨離は焦らずコツコツと行うことが大事
『断捨離』というと、物を思い切り捨てるイメージがあるかもしれません。しかし、1日に全てを整理する必要はないのです。断捨離というのは考え方であり生き方なので、常に心がけコツコツと行っていくことが大切です。
毎日のスキマ時間を上手に使う
断捨離を成功させるポイントは、毎日の隙間時間を上手に使って、物を減らしていくことです。「次の休みに断捨離しよう」と思っていても、なかなか実行に移せないこともあります。最初は小さなことから始めるのが、成功のコツです。
たとえば、見ているテレビ番組がCMになった時の2分間や、トーストが焼きあがるのを待っている5分間のような隙間時間に物を整理するだけでも、家はどんどん片付いていきます。
一気にやると達成感は大きいですが、精神的にも身体的にも負担が大きくなります。隙間時間を上手に使って、ストレスなく物を減らしていくのが成功のコツです。
引っ越しも良いタイミング
断捨離するのに一番いいタイミングは、引っ越しです。引っ越すときは荷造りのために全ての物を一度整理するので、そのときに不要な物をどんどん捨てていきましょう。
不要な物を捨てればその分、引っ越し費用も安くなりますし、新居で使えるスペースも広くなります。また、引っ越しの日時は決まっているので、それに合わせて断捨離することで「後日やろう」と放置することを避けられます。
物が少なければ少ないほど、引っ越した後も片付けが楽になり新生活を心地よくスタートできるので、近々引っ越しの予定があれば思いっきり断捨離しましょう。
断捨離の成功のカギは順番と進め方にある
実際に断捨離をするとき、どのようにしていくのがいいのでしょうか?
断捨離をするときに大事なのは、
- どういう順番でするか?
- どのように進めていくか?
この2つです。
この2つのポイントを押さえて、効率的に進めていきましょう。
まずは全部出してみる
物を減らすために大切なのは、まず全て出してみることです。物を出して並べることで、何がどれくらいあるのかを把握しやすくなります。出してしまえば、片付けないと散らかったままになってしまうので、「やりきろう」という気も起こりやすくなります。
ここでのポイントは、小さなところから手をつけることです。断捨離するとき、たくさんの物が入っている押し入れや食器棚などが気になるかもしれませんが、そういったところは時間と労力がかかり断念する可能性が高くなります。
押入れの中でも、「この一段だけまずやってみよう」と決めたり、机の上に散らかっている紙を捨てたりなど、小さなことから始めるのがおすすめです。
グループ分けしてから判断
物を捨てるかどうかを判断するとき、グループ分けしてからやると、うまくいきやすくなります。
本であれば、よく読む漫画や小説、ほとんど読まないけど大事な仕事関連の本、手元に残しておきたい思い出の本などに分けます。趣味やキッチン道具なども、どれぐらいの頻度で使うのかによって分けていきましょう。
使う頻度が高いものを取り出しやすい場所にしまい、使用頻度が低いものは捨てたりまとめて収納したりすれば、どんどん片付いていきます。
洋服の断捨離基準は単純明快
断捨離するなかで、1つのポイントとなるのが『洋服』です。洋服は流行り廃りもありますし、好みも変わってくるので、断捨離しやすいアイテムといえます。
よく着る洋服というのは、自然と決まってくるものです。断捨離の第一歩として、着ない洋服を整理していきましょう。
タンスに何年も眠っている服は捨てる
まずは何年も着ておらず、タンスの肥やしになっている服を捨てます。それだけで服はぐっと減るでしょう。「昔はよく着ていた」「痩せたら着ようと思う」という服は多くの場合着ることがないので、思い切って捨てるのもひとつの手段です。
1年を振り返って1度も袖を通していないのであれば、今後も着ない可能性が高いので、断捨離の候補に入れましょう。
好き嫌いではなく、似合うかどうかで決める
服を断捨離するときにありがちなミスが、その服が好きかどうかで捨てるかを決めることです。好きな服かどうかで決めると、結局ほとんど残ってしまう場合があります。
いくらデザインや模様が好みでも、実際着てみると自分に似合わないこともあります。そういう服は結局着なくなる場合がほとんどです。眺めるだけで着る予定がない服は、思い切って捨てましょう。
普段よく着る服は、好みでありそして自分に似合う服でもあることが多いです。似合うかどうかで、捨てるかどうかを判断しましょう。
家庭にある小物の断捨離ポイント
服と同様に断捨離のポイントになるのが、小物類です。それぞれは小さなものでも、集まるとそれなりの量になりますし、片付ける場所が決まっていないとすぐに散らかってしまいます。小物もしっかりと断捨離しましょう。
一度読んだ本は捨てる
一度読んだきり全く読まなくなっている本は捨てましょう。もちろん、愛着があり何度も読んでいる本は捨てる必要はありません。
しかし、一度読んだだけで満足してここ数年間読み直していないものは、また読む可能性は限りなく低いと言えます。そんな本は、思い切って処分するのをおすすめします。痛んでいない、比較的新しい本であれば、古本屋に売るのもいいでしょう。
雑貨は今必要なものだけ残す
雑貨は気づいたら増えてしまうものなので、意識的に断捨離しないとすぐに溜まってしまいます。不要なら捨てましょう。捨てるときのポイントは、『その雑貨をもう一度買いたいかどうか』を基準に選んでいくことです。
雑貨は購入のハードルが低いので、よく考えずに買ってしまうことも少なくありません。そういった雑貨は断捨離し、何度でも買い直したいと思うようなものだけを手元に残すようにします。
また、「今は使わないけどいつか使うかもしれない」という物も捨てることをおすすめします。
重要書類以外の用済み書類は捨てる
「一応取っておこう」と思い、たくさんの書類が山積みになってしまってはいませんか?
契約書や保証書のような大切な書類はまとめて管理しておくべきですが、「一応とっておこう」という書類は、捨てても問題がないことがほとんどです。また、すでに用が済んでいる書類は今後必要になることはないので捨てましょう。
断捨離ブログを参考にするのもおすすめ
断捨離のモチベーションが上がらなかったり、もっと詳しく具体的な方法を知りたいと思ったりしたときは、断捨離について書かれているブログを参考にするのがおすすめです。
60歳までに断捨離
『60歳までに断捨離』は、主婦の『みどり子』さんが運営しているブログです。
みどり子さんは元々、片付けられない性格だったようですが、物も生活も1/3にすることを目標に、断捨離していく様子をブログで詳細に綴っています。
このブログでは、断捨離はもちろん、掃除が下手な人でも片付けられるコツや、簡単にできる作り置き料理なども紹介されているのがポイントです。ただ物を減らしたいだけでなく、シンプルな生活にしていきたいという人にも参考になります。
筆子ジャーナル
同じく主婦ブロガーである『筆子』さんが運営しているのが、『筆子ジャーナル』です。筆子さんは『1週間で8割捨てる技術』や『それって、必要?』などの本を出版している、有名なブロガーです。
具体的な断捨離の方法はもちろん、なぜ断捨離するに至ったのか、どういう気持ちで断捨離していくのがいいのかといった、リアリティのある記事も多く更新されています。
ミニマリストとして暮らしていくことに興味を持っている人は、ぜひ読んでみましょう。
まとめ
捨てなければ、物は増えていくだけです。自分が好きで厳選したものだけを手元に置き、断捨離することで、心地良い『持たない暮らし』を実現できます。思いたったが吉日です。「断捨離をしたい」と思ったその日に、少しずつ始めてみましょう。